有志山行報告
10月3、4日 以東岳山頂からの主脈稜線越えと紅葉を見る目的で リーダーMさん、Iさん、Sさんの4名参加
3日:泡滝登山口9時 伝説の怪魚 タキタロウ住む大鳥池を目指す。
ダイナミックな渓流の音とブナの大樹幹を見聞きし、冷水沢、滝沢の揺れ動く2つの橋を渡りきる。幾つもの小さな沢を跨ぎ、急登続きで高度を上げて行く。青空と爽やかな風が汗ばむ体に心地よい。途中、キノコがあちこち顔出し。
自称キノコマイスターのリーダーMちゃんのキノコの見分け方講習会に笑う(きのこ)
やっと大鳥池に到着。水面輝く池とド~ンと目前に以東岳!初めて見るこの絶景!遠くにポツンて積み木のような物。以東小屋だ!可愛すぎる。そして遠いなーと、仲間達の声。う~これからが本番か!
昼食後、大鳥池淵の細幅をゆっくり歩く。池にはヒメマス?の泳いでる様子も見え、 嬉し楽しだがよそ見してたらドボン。緊張有る淵歩きが珍しい経験であった。
急登を暫く進む。今回の難関 直登に差し掛かる。ザックの重さも有り肩、腰、足、モロモロ辛い。リーダーの、後30分、頑張って と声がかかる!
2時間半位の直登を御互いの様子も見る余裕も無く必死に登り切る! 森林限界先に見えた以東の山小屋! あの感激、安堵感は一生忘れ無いだろう!御互い顔見合わせ苦笑する。止めは水場が小屋よりずーと下。もう一息!ガスが覆って来た。急ぎで小屋中へ。夕食後は早めに就寝。夜中、小屋の外には ミミズクが飛び回ってたそうだ。
4日:早めの出発!小雨も止み山頂へ。
重厚な山容と大朝日岳に伸びる稜線!錦秋の山肌に 目を奪われる。撮影会と化し 遠くに鳥海山 月山 日本海には粟島まで。それと大東岳 雁戸山までもと ご褒美を沢山頂く。大鳥池のクマの皮形もはっきり見渡せる。眺望を満喫し 登り反対のオツボ峯から下山。遅咲きの花々。広大なお花畑を想像させてくれる。急壁 岩稜も有りで 下山も気が抜けない。しかしながら 皆の表情は 明るい。14時半 登山口到着。
以東岳の醍醐味を感じて、来年又来ようね、と皆で語り合う。
TOTAL:30キロ 15時間半。お疲れ山。(冨美惠)