仙台こまくさ会

仙台と近郊の中高年の山歩きとやまのぼり愛好会です。里山を登ります。会員募集中です。

燕岳 2025年6月5日(木)~7日(土)(3人)

大展望の燕岳

燕岳とは、春の雪形がツバメに似ていることから名づけられたとも言われているが、百名山に入っていないにも関わらず、北アルプスの大部分を見ることが出来る大展望を求めて多くの人が訪れる人気の山である。

その魅力にひかれ登山を計画したが、当初計画の日程6月7~9日は天気予報が芳しくないことから、急遽日程を早めて参加可能なメンバーで5~7日での登山となった。

5日は、穂高駅からマイカーとタクシー、中房線の路肩崩壊地点を徒歩で超え、送迎車で、山麓有明荘に宿泊。ワインの付く本格フレンチ風の夕食と温泉を楽しむ事ができた。

6日、快晴。朝食後、7:15中房温泉登山口を出発、北アルプス三大急登の一つ合戦尾根に取り付く。途中の花々が可憐だ。各ベンチで休憩をとり、10:25富士見ベンチ着。こちらからは富士山を見ることができた。

11:28合戦小屋着。こちらでは今期最後の汁粉と豚汁を頂く。ここからチェーンアイゼンを着けて、残雪の残る尾根を歩く。雲が高く広がる中、14:23燕山荘着。

ここで荷物を降ろし、燕岳へ。白い花崗岩とハイ松の緑のコントラストが美しい。途中、イルカ岩やメガネ岩などの奇観を楽しみ、15:24標高2,763m燕岳山頂。

16:30燕山荘。手元のヤマレコでは1,471mの登りとなった。

燕山荘や山頂からは、美しい残雪の縞模様を残す北アルプスの山々、槍・穂高、常念、白馬、立山、劔の大景観を一望できる。そして、遠くには富士、南アルプス八ヶ岳、浅間、妙高の青いシルエットを見ることができた。

また、眼下には安曇野の街並みや光る水田、糸魚川の流れが見え、川に沿って大断層の構造線を感じ取ることができる。さらに、山頂からの帰り道、なんと雷鳥に遭遇。その姿がとても可愛い。

燕山荘は、部屋も清潔で、評判通り夕食も美味しかった。

食後にはオーナーからビデオによる燕岳の四季の魅力の紹介があった。

その中で、人を怖がらない雷鳥が存在するのは世界的にも珍しく、日本人が長い間、雷鳥を大切にしてきたからであること。

しかし、近年、降雪後11月に雪が無くなり冬毛になった雷鳥が天敵に狙われるなどの問題が発生しており、地球環境に配慮する必要があることなど、感銘深いお話を伺うことができた。

日没や日出は、小屋前の広場で見ることが出来ることから、夕方も早朝も寒い中で粘ったが、生憎、その方向に雲があり、赤く染まる雲は小規模の物となった。

7日、快晴。朝食後、6:35、燕山荘出発。雪は締まっているが、路面も整備されており、チェーンアイゼンでも対応できた。

7:57合戦小屋。名物のスイカの販売初日。全員で頂く。期待以上に甘く美味しい。

途中、多くの登山者とすれ違うが、最初はトレイルランの若者。すごいスピードだ。8:38富士見ベンチ。疲れた太腿や膝を庇い、ひたすらに急坂を下る。

11:04登山口着。その後、有明荘で入浴し下山。有明神社や穂高神社で登山の成功を感謝した。

今回は、大満足の登山となったが、その一番の要因は好天である。好天であれば、登山の楽しみを十全に味わうことが出来る。また、行程の遅れや体調不良等があっても、大きな事故に繋がる事を避けることができる。

天候に合わせた対応が大切だと実感した山行であった。(タンジ)